漆の器に貴重なフルーツをステージに載せて、こんなに美しい佇まいになるなんて驚きました。
美味しいフルーツを飾り、愛でて、頂きたい。というお声が軽井沢の直営店に届いていました。
フルーツの形に馴染む、「竜胆(りんどう)色」に輝く漆を用い、食卓に映える器を作りました。
輪島塗の伝統技術から生まれた逸品です。
丹精込めてつくられたフルーツを愛でていただく。
ご家庭で、記念日のパーティーで、そんな新しいシーンを食卓にご提案したい器です。
撮影協力 ●フルーツタルト:パティスリーカフェクルール ●ちらし寿司・飾り巻き寿司:仕平幹子 ●フラワーボックス:Mother ●カメラマン:山本さくら ●ディレクション:手島シークリンデ
商品紹介
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重ね箱
ひし形の重箱です。2段と3段をご用意。
葡萄の逸品「ルビーロマン」の佇まいを形にしました。 -
小椀
フルーツを小分けにした椀として卓上を演出。
湯呑やコーヒーなどの御飲み物にもお勧めです。
技術紹介
竜胆(りんどう)色に輝く漆
古くから紫色は、高貴な色と重用されていますが、これまで漆ではその高級感ある色を表せませんでした。
石川県工業試験場において、新たな光輝性のある顔料(光を反射する色材)による輝く色彩の漆が2年の歳月を経て開発されました。
この紫色漆は、青紫色に光を反射する雲母と赤紫色に強反射するケイ素を色材として、半透明で茶褐色の漆液とよく練り混ぜることにより、かつてない奥行きを感じさせ、豪華で瑞々しい輝きを放ちます。
秋の日光が照るほど輝く竜胆(リンドウ)花のような色です。
木地を何回も塗り重ね、磨く工程から生まれる輪島塗
輪島塗は124工程にも及ぶ職人たちの手作業によって仕上げられます。
主な特徴は
- 素材は天然の木材です。
- 輪島で採れる「地の粉」を使って堅牢な下地をつくります。
- 素地に布を巻く、「布着せ」と言われる工程で強度を保持します。
古来より漆は熱を逃がさないことや、食材の腐敗を抑える効果があるとされ、器に使われてきました。
さらに当店では独自開発の炭素調合漆を材料に用い、保存性をさらに高める努力をしています。
わじま龍作(池端漆香堂)は、輪島で90年。
「漆」の本来の機能を大切にし、輪島塗の器を創り全国各地に届けてきました。
古来より漆は熱を逃がさないことや、食材の腐敗を抑える効果があるとされ、器に使われてきました。近年私たちは独自開発の炭素調合漆を材料に用い、保存性をさらに高める努力をしています。
「和の心」は時を超えて、また国を超えて受け継がれています。現代に暮らす皆様が理想とする器や道具が何かを考え、使う人の手に「なじみやすい」、中に盛る山海の恵みが「なじみやすい」、そんな器や道具をご提案しています。
Ikehata Shikodo has been making lacquerware for 90 years in Wajima, a major lacquerware production area that is representative of Japan. Since ancient times, urushi has been used in making vessels because it is said to inhibit both spoiling and heat loss of food.
Constantly striving to further improve the lastingness of our lacquerware, in recent years we have developed an original lacquer which mixes urushi with carbon.
The timeless spirit of Japan has been passed down through the generations and across borders. We hope to continue to present various vessels and tools that match modern lifestyles and are easy to use while also delighting the eye when filled with nature's delicacies.